Codex CLI、AWS Bedrock 上の GPT-5.6 向けエージェント SDK──プロンプトキャッシュ無効化でコストが 10 倍に膨らむ不具合を報告
Amazon Bedrock Mantle を使った Codex CLI v0.147.0 で明示的なキャッシュ制御が欠落し、キャッシュ書き込みが全費用の約 85% を占める過剰課金が発生している。
リリース: 2026-08-09 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- Codex CLI v0.147.0 から native amazon-bedrock を介したリクエストで、GPT-5.6-sol 向け明示的プロンプトキャッシュ機構がオプトインできない不具合が発覚した。
- 2026-08-05 から 2026-08-08 の検証期間において、キャッシュ書き込みがモデル推定費用の約 85% を占めるコスト超過が確認された。
- ローカルのテストセッションでは 76 回のリクエストで 6.709M のキャッシュ書き込みトークンが消費された一方で、キャッシュ読み込みはゼロ回であった。
2. 影響(Why)
- エージェント運用のコスト直撃: 長大なプロンプトやツール定義を毎ターン再書き込みするため、エージェント型コーディングのインフラ費用が通常の 10 倍規模に跳ね上がる。
- 国内 SaaS への影響: Bedrock 経由で OpenAI モデルを組み込んでいる国内のコード生成系サービスでは、キャッシュ効力喪失によるクラウド請求の急増リスクに直面している。
3. 根拠・詳細(How)
- キャッシュ制御パラメータの欠落: Codex CLI が発行する HTTP および WebSocket Responses リクエストに prompt_cache_options や prompt_cache_breakpoint がシリアライズされていない。
- config.toml による回避の不可能性: ビルトインの Amazon Bedrock プロバイダ設定はトランスポートや認証設定のみを対象としており、config.toml から構造化リクエストボディの変形を行えない。
4. 展望・課題(Next)
- キャッシュオプションのシリアライズ対応: GPT-5.6 対応 Responses プロバイダ向けに prompt_cache_options のシリアライズ追加および仕様改善が要望されている。