Claude Code、LLM を「IP スタック」として動作させる実験──ping 応答に約 45 秒を要する
Claude に IP パケットのパースとチェックサム計算をバイナリレベルで実行させ、外部ライブラリなしで ICMP Echo Reply を生成。RTT 42,593ms という極低速ながら通信を確立した。
リリース: 2026-05-11 · 読了 3 分何が起きた
Claude Code を用い、TUN デバイスから読み取った hex 文字列を LLM が直接パースして IP スタックとして振る舞わせることに成功した。
IP/ICMP ヘッダーのチェックサム計算を含むすべての論理演算を、外部ライブラリや計算ツールを使わず LLM の推論のみで完結させている。
Claude 3.5 Haiku (記事内表記 Haiku 4.5) を使用した際の ping 応答速度(RTT)は約 42〜45 秒を記録した。
なぜ重要
「LLM は高レイヤの指示器」という常識を覆し、バイナリ操作やステートレスなプロトコル処理を Markdown 指示書のみで記述・実行できる可能性を示している。
👁️ 開発者
低レイヤのデバッグやプロトコル学習において、LLM に「仕様書を読みながらパケットを組み立てさせる」手法が、教育やプロトタイプ検証の有効な手段になる。
🇯🇵 日本
組み込み開発やネットワーク機器のファームウェア検証を行う国内製造業(大手通信機器・車載系を想定)のエンジニアにとって、LLM による「仕様書からの動的プロトコル実装」の限界値と精度を知る指標になる。