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EU、2027年からスマホのバッテリー交換を義務化──設計変更と製品寿命の強制延長

2027年以降のEU市場向けポータブル機器に対し、ユーザー自身が市販工具でバッテリー交換可能な設計を義務付ける新規則が施行される。

リリース: 2023-07-10 · 読了 3
何が起きた
  • EU新規則(Regulation (EU) 2023/1542)により、2027年以降にEUで販売される全スマートフォンにユーザー交換可能なバッテリー設計が義務化される。

  • メーカーは、特別な工具や独自のソフトウェアによる制限を設けず、消費者が容易にアクセス・交換できる物理構造を実装しなければならない。

  • 本規制はスマートフォンだけでなく、タブレットやE-バイク、スクーターなどの軽輸送手段(LMT)用バッテリーも対象に含む。

なぜ重要
  • 防水性能(IP68等)の維持と交換容易性の両立という相反する要件がハードウェア設計の必須課題となり、従来の接着剤を多用した薄型設計が通用しなくなる。

  • AppleやSamsungなどのグローバルメーカーがEU専用設計を避けるため、この「交換可能設計」が日本を含む全世界の端末構造のデファクトスタンダードになる。

👁️ 開発者

デバイスの厚み増加や放熱特性の変化により、高負荷なAI推論やゲームアプリにおけるサーマルスロットリングの挙動が変わるため、2027年以降の端末では実機プロファイリングの前提条件がリセットされる。

🇯🇵 日本

国内の端末メーカーや海外ブランドの日本法人は、EU規制に準拠したグローバル共通筐体への移行を余儀なくされ、国内専用の防水特化モデルなどの開発コストが大幅に上昇する。