独立系セキュリティチーム、Claude 4.8 / 5 を用いて OpenAI の社員アカウントと内部リポジトリへ不正アクセス──ハッキング完了まで 72 時間未満
Anthropic の Claude Opus 4.8 および 5 を駆使し、オープンソースの掲示板ソフトウェア Discourse の HEIF 画像処理脆弱性を悪用して OpenAI の内部環境へ侵入した事例が判明した。
リリース: 2026-09-18 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- 3 人の独立系セキュリティ研究者チームが、Claude Opus 4.8 と 5 を用いて 72 時間未満で OpenAI の社員アカウントに不正アクセスした。
- Discourse の HEIF 画像処理の脆弱性を突くことで RCE を達成し、OpenAI の内部リポジトリへのアクセス権を獲得した。
- 攻撃手法の開発期間は 1 〜 2 日であり、使用したトークン費用は 3,000 ドル未満に抑えられた。
- 発見された脆弱性はすでに修正され、OpenAI からバグ報奨金として 6,500 ドルが支払われた。
2. 影響(Why)
- 攻撃コストの劇的な低下: 高度な脆弱性探索とエクスプロイト生成を AI が数時間で完了させるため、攻撃者のリソース要件が個人レベルまで引き下げられた実例となり、従来の脅威分析モデルの刷新を迫る。
- 国内 SaaS 事業者のリスク評価: [国内 SaaS 企業] のような自社プラットフォームを運営する事業者は、AI 支援による自動攻撃を想定したインシデントレスポンス体制の構築と、外部依存ライブラリの厳格な監査が不可欠になる。
3. 根拠・詳細(How)
- HEIF 画像処理の脆弱性の悪用: Discourse Cloud が使用する HEIF 画像の処理システムに存在する脆弱性を標的にし、不正な画像ファイルを用いたリモートコード実行(RCE)を達成した。
- トークンコストと適応範囲: 3,000 ドル未満のトークン消費により、OpenAI のみならず Slack や Meta、GitHub Enterprise などの複数プラットフォームに対して短期間で攻撃手法を転用した。
4. 展望・課題(Next)
- 脆弱性の修正完了と影響範囲の限定: 報告された脆弱性はすでに修正済みであり、不正アクセスされたアカウントおよびリポジトリ経由での実害はプルリクエストの送信に留められた。