PlanetScale、データベースサービス「Neki」をプレビュー公開──PostgreSQL の自動シャーディングで 1 億 QPS を達成
Vitess の思想を PostgreSQL に持ち込み、512 シャード構成で 1 億 1800 万 QPS を達成しながら既存ドライバをそのまま維持できる。
リリース: 2026-09-11 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- PlanetScaleがPostgreSQL向けの自動シャーディングDBサービス「Neki」をプレビュー公開した
- 512シャード構成において最大1億1853万8803 QPSおよび1.22 PiBのデータ処理を達成した
- クライアントは標準のPostgreSQLプロトコルを用いて接続し、既存のドライバやツールをそのまま利用できる
- 初期の単一プライマリ・レプリカ構成から、必要に応じてシャーディング構成へシームレスに移行可能である
2. 影響(Why)
- PostgreSQLでの水平スケールのハードル低減: シャード分割の複雑性を自動化層が吸収するため、アプリケーション開発者が自前で分散ロジックを実装するコストがゼロになる。
- 国内高負荷SaaSのインフラ選択肢の拡大: [決済・EC系SaaS] のような高トラフィックを扱う開発組織は、PostgreSQLのエコシステムを維持したまま1億QPS級のワークロードに対応可能になる。
3. 根拠・詳細(How)
- Nekiルーターによる分散クエリ計画: NekiルーターがPostgresクエリパーサーと分散クエリプランナーを備え、クエリの解析からシャードへの振り分け、結果集約までを自動制御する。
- 独立した複数アベイラビリティゾーンの配置: 各シャードは1つのプライマリと少なくとも2つのレプリカで構成され、それぞれ異なるアベイラビリティゾーンに分散配置されて高可用性を担保する。
4. 展望・課題(Next)
- プレビュー版からの機能拡張と検証: プレビュー公開段階における各種ワークロードでの安定性検証および本番運用に向けたコントロールプレーンの機能拡充が予定されている。