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マイクロソフト、Rust 言語を C++ 等と並ぶ社内の Tier 1 言語に認定──MSVC 統合基盤 rustc_codegen_utc を公開

マイクロソフト社内で Rust が C++/C#/TS と同等の Tier 1 言語に昇格し、独自開発のコンパイラバックエンドにより Windows ネイティブなエコシステムとの統合を実現した。
リリース: 2024-01-01 · 読了 3

記事の要約

1. 核心(What)

  • マイクロソフト社内において Rust が C++/C#/TypeScript に並ぶ Tier 1 言語となったことが明らかにされた。
  • Rust ツールチームの Victor Ciura 氏が Rust Foundation 公式サイトへの寄稿記事で発表した。
  • ファームウェア、ドライバー、カーネル、マイクロサービスに至るあらゆるレイヤに Rust の利用が拡大している。
  • 独自開発の「rustc_codegen_utc」により、Microsoft VC++(MSVC)と Rust の相互運用性が実現された。

2. 影響(Why)

  • Windows ネイティブ環境での Rust 本格運用: MSVC の既存エコシステムと Rust が完全に融合することで、従来 C++ に依存していた低レイヤ開発の安全性を大規模システムでも担保できる。
  • 国内エンタープライズの採用判断への影響: 国内のレガシーシステムを抱える SIer やデスクトップ製品ベンダにとって、マイクロソフトの Tier 1 認定は社内標準言語として Rust を選定する強力な根拠になる。

3. 根拠・詳細(How)

  • rustc_codegen_utc によるコンパイラ統合: 既存の rustc_codegen_llvm の代わりに独自開発の rustc_codegen_utc を用いることで、Rust コンパイラを MSVC の C コンパイラ(UTC)に接続している。
  • Windows ツールチェーンとの互換性確保: ABI 互換性、SPGO 最適化、デバッグ・クラッシュダンプ解析、クロスランゲージインライニングなど、MSVC 側の機能群を Rust プロジェクトでも利用可能にした。

4. 展望・課題(Next)

  • 社内プロジェクトへの展開拡大: 初頭から本番環境で稼働している 100 以上のプロジェクトを皮切りに、社内のエンジニアリングライフサイクル全体へ Rust の導入がさらに加速する見込み。