Productrise、Google AI Mode の商品価格に関する調査データを公開──従来検索比で平均 21.6% 高価な傾向
Google AI Mode と従来検索の価格差を 200 万件のリスティングで検証し、AI 推薦枠がより高価格帯の商品を優遇している実態を明らかに。
リリース: 2026-09-01 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- Productrise は 2026 年 8 月 9 日から 31 日にかけて、10 万件以上の SERP と Google AI Mode の応答から 200 万件超の商品リスティングを追跡した。
- 両方の検索タイプで一致した同一商品の比較において、AI Mode の掲載価格は従来検索と比較して平均 21.6% 高かった。
- すべての priced listings を対象とした中央値比較では、AI Mode は $149、従来検索は $100 で、AI Mode 側が約 49% 高い結果となった。
- 従来検索にランクインした商品のうち、同じ日の AI Mode でも表示されたのはわずか 1.28% であった。
2. 影響(Why)
- EC 事業者の SEO・広告戦略の見直し: 国内の EC 事業者(特に Vertical SaaS や中堅小売)は、AI 検索のランキングアルゴリズムが価格よりも別の指標を優先する特性を前提に、リスティング単価や露出チャネルの配分を再設計する必要がある。
- コンシューマー向けアプリの購買ロジック: AI 検索経由の流入は自動的に最安値を提示するとは限らないため、ユーザー向けの購買支援ツールを開発するチームは、外部検索 API の価格バイアスを考慮した価格比較ロジックを実装すべきである。
3. 根拠・詳細(How)
- 23 日間の大規模クエリ追跡: 2026 年 8 月 9 日から 31 日の期間中、同一のショッピングクエリを同日時に Google AI Mode と従来検索へ同時に実行し、10 万件以上の SERP から 200 万件を超える商品を追跡した。
- マッチドペアによる価格比較手法: 両方の検索結果に同時に出現した同一商品をマッチドペアとして抽出し、それぞれのリード価格を比較した結果、AI Mode 側が 38.1% の確率で価格差を生じ、そのうち 68.4% で高価格であった。
4. 展望・課題(Next)
- 検索アルゴリズムの透明性要求: AI 検索における商品レコメンドの選定基準や、Shopping Graph との連携仕様に関するプラットフォーム側の詳細公開が今後の焦点となる。