AWS、RAG パイプライン基盤 Amazon Bedrock Managed Knowledge Base を公開──マルチテナント対応エージェント検索を自動化
Amazon Bedrock にマルチテナント型のエージェント検索と直接インジェスト機能を追加し、ユーザー単位のデータ分離をサーバー側で保証する。
リリース: 2026-08-31 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- Amazon Bedrock Managed Knowledge Base がカスタムコネクタによるマルチテナント対応の直接インジェスト機能を発表
- API リクエスト経由で 6MB 以下のファイルをインライン送信し、秒単位で検索可能にする
- AgenticRetrieveStream API により、JWT から導出された user_id フィルターを用いた安全なマルチホップ検索を実行
- Amazon SQS と DynamoDB を活用した非同期インデックス処理で、UI 上でのリアルタイムなステータス確認を提供
2. 影響(Why)
- テナント分離の実装コスト削減: クライアント送信値ではなく検証済み JWT からサーバー側でユーザー ID を導出し各検索ホップに適用するため、データ漏洩リスクを抑えたマルチテナント設計を安全かつ迅速に構築できる。
- エージェント検索の運用負荷軽減: ベクトルインデックス、ランキング、複数クエリに分解するプランニングの仕組みを Bedrock が統合管理するため、インフラ運用の手戻りがなくなり開発スピードが向上する。
3. 根拠・詳細(How)
- カスタムコネクタとサイズ別ルーティング: 6MB 以下のテキストやレポートはバイト列として直接 API 送信し、最大 50MB までの大容量ファイルは Amazon S3 にステージングして S3 URI 経由で Bedrock に読み込ませる二系統のインジェスト経路を採用している。
- 非同期ステータス追跡とマルチホップ検索: Amazon SQS がアップロード処理をキューイングし、ワーカー Lambda が `user_id` メタデータを付与して Bedrock の IngestKnowledgeBaseDocuments API を呼び出す。進捗は Amazon DynamoDB を通じて非同期で管理される。
4. 展望・課題(Next)
- GitHub リポジトリの展開と検証: 提供されたサンプルリポジトリを活用し、自社アカウント環境でのデプロイ検証および大規模データセットにおけるスケーラビリティの確認が進められる。