シリコンスタジオ、事業推進室を新設──リアルタイム 3D CG 技術を防衛・防災や宇宙へ展開
ゲーム向けに培ったリアルタイム 3D CG 技術とシミュレーション基盤を、防衛や宇宙などの公共・インフラ領域へ本格展開するための専門組織を発足。
リリース: 2026-08-31 · 読了 2 分記事の要約
1. 核心(What)
- シリコンスタジオは 2026 年 9 月 1 日付で「官公庁事業推進室」を新設し、防衛、防災、宇宙などの公共・インフラ領域への展開を強化する。
- ゲーム開発等で培ったリアルタイム 3D CG 技術や、デジタルツインシミュレーション、AI の学習環境構築技術を官公庁や関連企業向けに提供する。
- 元航空幕僚長の泉一也氏をアドバイザー(参与)に迎えるなど、防衛・航空宇宙分野への知見を取り入れた事業推進体制を構築する。
- フォトグラメトリーや 3D Gaussian Splatting(3DGS)を活用した現場の 3D デジタルツイン構築や、ROS 2 を用いた仮想空間上の AI 学習環境構築を支援する。
2. 影響(Why)
- ゲーム技術の非ゲーム転用が加速: エンターテインメント業界向けのリアルタイム 3D CG 技術が、インフラ点検や防災訓練などの社会課題解決におけるシミュレーション基盤として商用化のフェーズに入った。
- 防衛・宇宙領域における国内ベンダの動き: シミュレーション開発を担う国内中堅・SIer 企業は、Sim2Real(Simulation-to-Real)を見据えたデジタルツイン構築において、ゲームエンジン系技術の導入や専門組織との協業を検討する動機になる。
3. 根拠・詳細(How)
- 3DGS と ROS 2 によるシミュレーション基盤: フォトグラメトリーや 3D Gaussian Splatting(3DGS)で現実空間を高精度にデジタルツイン化し、ROS 2(Robot Operating System 2)と連携させることで仮想空間での AI 学習や災害シミュレーションを構築する。
- 元航空幕僚長をアドバイザーに起用: 2026 年 7 月に海上自衛隊等の経験を持つ元航空幕僚長の泉一也氏が参与(アドバイザー)に就任し、XR やマルチセンサ、宇宙通信技術への 3D CG 技術の応用を推進する。
4. 展望・課題(Next)
- 官公庁・自治体との共同実証の拡大: 中央省庁や自治体、プラント施設などのパートナーとのアライアンスを強化し、個別の課題やニーズに合わせたシミュレーション環境の導入・開発を進める予定。