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推論サーバー vLLM v0.28.0 を公開──Sparse Attention と推論高速化を実装

Sparse Attention と適応型 speculative decoding により、推論スループットと TTFT を大幅に改善したメジャーアップデート。
リリース: 2026-08-27 · 読了 3

記事の要約

1. 核心(What)

  • vLLM v0.28.0 は 270 人のコントリビューターによる 584 件のコミットを含んで公開された。
  • Kimi-K3 向けのアダプティブ speculative budget により、DSpark の TTFT が約 60% 向上した。
  • DeepSeek-V4 の sparse MLA がデコード、MTP、DSpark においてエンドツーエンドで動作するようになった。
  • KV キャッシュの階層型オフロードにディスク層が追加され、再起動を跨いだキャッシュの保持が可能になった。

2. 影響(Why)

  • 推論コストとレイテンシの同時削減: MoE モデルにおける sparse attention や speculative decoding の効率化により、ハードウェア資源あたりのスループットが向上し、API 運用コストを直接引き下げられる。
  • 国内ホスティング環境への恩恵: [国内 AI プラットフォーム運用のテックリード] のような現場では、Disk ティアを活用した KV キャッシュオフロードによって、長文脈 RAG やエージェントの運用コストを予測しやすくなる。

3. 根拠・詳細(How)

  • Model Runner V2 の機能拡張: Model Runner V2 に E/P/D 分離、ウェイトオフロード、マルチレイヤー MTP KV キャッシュサポート、エンコーダ CUDA グラフが統合された。
  • ハードウェアバックエンドの拡充: NVIDIA SM100 向けの CuTeDSL 融合クエリカーネルや、AMD ROCm 向けの gfx11 / gfx950 での DeepSeek-V4 対応が実装された。

4. 展望・課題(Next)

  • 破壊的変更への対応: Ubuntu 24.04 ランタイムへの移行や Transformers 5.15.0 へのバージョンアップに伴い、既存のデプロイパイプラインの検証が必要となる。