コードエージェントツール コーディングエージェント 7 実装分析──共通する 6 層アーキテクチャと権限管理の分岐点
Claude Code や Codex など主要 7 つのコーディングエージェント実装を解析し、独立開発されながらも収束した共通層と、権限管理における異なるアプローチを明らかにした。
リリース: 2026-08-25 · 読了 5 分記事の要約
1. 核心(What)
- Codex、goose、gemini-cli、pi、deepseek-harness、software-agent-sdk、claude-agent-sdk の主要 7 つのコーディングエージェント実装のソースコードを解析。
- 全実装がクラッシュ耐性と tail -f での監視を考慮し、追記専用ログ(JSONL 等)によるセッション永続化を採用。
- AGENTS.md や ACP(Agent Client Protocol)といった共通語彙・互換ブリッジが複数の実装間で採用されていることを確認。
2. 影響(Why)
- 自前ハーネス設計の指針: モデル依存のプロンプトやリトライ戦略は将来不要になるため、隔離・権限・永続化といった変更に強いインフラ層へ集中的に投資すべき設計判断が明確になる。
- 国内開発現場への示唆: [国内 AI ツール開発ベンダー] のような小規模チームが独自のエージェント基盤を構築する際、サンドボックスやプラグイン互換ブリッジの先行実装パターンをそのまま参考にできる。
3. 根拠・詳細(How)
- OS サンドボックスと権限昇格モデル: Codex や Claude Code では macOS の Seatbelt や Linux の Landlock + seccomp を用いてプロセスを閉じ込め、失敗時のみモデルの justification を通じて昇格を要求する。
- 依存関係を排除した誠実なアプローチ: pi はビルトインの権限システムを持たず、ユーザ権限でそのまま実行するかコンテナ化の 3 パターンに限定し、Gondolin パターンでツール実行をマイクロ VM に隔離する。
- 競合フォーマットの互換ブリッジ: DeepSeek Harness では hooks-claude-code や hooks-codex といったパッケージを同梱し、移行障壁を下げるための互換ブリッジとして他社拡張フォーマットを取り込んでいる。
4. 展望・課題(Next)
- 今後の記事シリーズの予定: 権限と隔離の 7 流派、コンテキスト圧縮の仕組み、エージェントループの実装比較、拡張のかたちについて順次公開予定。