キャディ、製造業 AI データプラットフォーム CADDi を発表──散在する社内データをセマンティック層で統合
図面や ERP などのサイロ化した業務データを統合し、AI と人間が連携するセマンティックレイヤーを構築して製造業の直列工程を並列化する。
リリース: 2026-08-01 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- キャディが 2026 年 8 月 6 日に記者発表会を開催し、製造業 AI データプラットフォーム CADDi を公開した
- 図面や ERP、BOM(部品表)など社内に散在する業務データを統合する 4 層の産業 OS 構造を採用している
- 横断検索を実現する CADDi Explorer と、見積もりや発注業務を自動化する CADDi Agent の 2 製品を初公開した
- 製造現場の属人化した暗黙知を構造化し、AI と人間が共通のデータ基盤上で協働する環境を提供する
2. 影響(Why)
- 製造業 SaaS のデータ連携コスト圧縮: CAD や ERP 間で分断されていた図面・調達データを単一のセマンティック層で束ねることで、社内 RAG や AI エージェント導入時のデータ前処理コストを大幅に削減できる。
- 国内製造・サプライチェーンへの影響: 部品調達や見積もり業務を抱える国内の製造業・中堅ものづくり企業は、属人化していた図面探索や価格査定の自動化により、調達プロセスのリードタイム短縮とリスク管理の高度化を迫られる。
3. 根拠・詳細(How)
- 4 層のセマンティックレイヤー構造: データを取り込む「データレイヤー」、意味づけを行う「セマンティック層」、セマンティック層上の検索モデル「CADDi Explorer」、業務を自律実行する「CADDi Agent」の 4 層で構成される。
- クロスサイト・ディスカバリーの実現: CADDi Explorer が異なる部署の担当者ごとにアクセス権限を制御しながら、図面や見積もり履歴を横断して自然言語で検索・抽出する仕組みを採用している。
4. 展望・課題(Next)
- 6 つの業務プロダクトの順次展開: 今後は発注やサプライチェーン全体をカバーする 6 つの業務プロダクトプロジェクトを段階的に展開していく予定。