シャープ、新規事業となる AI サーバ事業を 2026 年 9 月に開始──鴻海との提携と NVIDIA Blackwell GPU 搭載を軸に展開
シャープが 2026 年 9 月から新規の AI サーバ事業を本格始動させ、鴻海との協業による NVIDIA RTX PRO サーバの展開でインフラ市場へ参入する。
リリース: 2026-08-01 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- シャープは 2026 年 8 月 7 日の 2026 年度第 1 四半期決算発表において、新規事業となる AI サーバ事業を 2026 年 9 月に開始すると発表した。
- 事業展開にあたっては、親会社である鴻海精密工業との協業体制をとり、NVIDIA の Blackwell GPU を搭載した NVIDIA RTX PRO サーバを投入する。
- 三重工場(三重県)の一部敷地を活用し、鴻海の新技術とシャープの高速データ通信技術を融合させた新事業を構築する。
- 2026 年度第 1 四半期決算では、円安の影響等による下方修正も同時に発表されている。
2. 影響(Why)
- 鴻海グループとのシナジーによるインフラ参入: 大手電機メーカー系製造業や国内のデータセンター構築を担う中規模SIerは、親会社のグローバルなサプライチェーンと直結した調達ルートが国内市場にどう影響するか、調達先の選択肢として注視する必要がある。
- 国内ハードウェア市場における新たな選択肢: NVIDIA Blackwell GPU 搭載サーバの国内調達において、シャープ・鴻海連合からの供給ルートが確立されることで、国内の AI インフラ構築企業は調達リードタイムや価格交渉の面で新しいアプローチを検討できる。
3. 根拠・詳細(How)
- NVIDIA MGX 4U リファレンスデザインの採用: 筐体の上部に 8 基の GPU ボードを配置する NVIDIA MGX 4U のリファレンスデザインに準拠し、NVIDIA RTX PRO サーバを三重工場で量産展開する設計。
- 三重工場を活用した生産体制の構築: 2026 年 6 月に締結した鴻海との新規事業に関する戦略的合意に基づき、亀山市の液晶工場近接の敷地にシャープが新棟を建設してラインを整備する。
4. 展望・課題(Next)
- 量産化と顧客への出荷スケジュール: 2026 年 9 月の初期生産開始を予定しているが、量産化に伴う歩留まりや顧客への本格的な出荷開始は 2027 年度以降になる見込み。