スクウェア・エニックス、QAテスト自動化ツール Gemini Enterprise Agent Platform を導入──画面認識とコントローラー操作で検証を自走
Google のマルチモーダル AI Gemini を用いてゲーム画面の視覚認識とコントローラー自動操作による QA テストの自走化を実現し、開発期間の短縮とクリエイティブ工数の確保を両立した。
リリース: 2026-07-31 · 読了 2 分記事の要約
1. 核心(What)
- スクウェア・エニックスは 2026 年 7 月 30 日、Google Cloud Next Tokyo '26 にて Gemini を活用したゲーム品質テストの自動化基盤を披露した。
- 開発基盤として Google Cloud の Gemini Enterprise Agent Platform(旧 Vertex AI)を採用し、AI が画面認識とコントローラー操作を自走で行う。
- テストタスクに沿って AI が自動でゲーム内マップの確認やキャラクター移動を実行し、画面上に思考過程とタスクリストを表示する。
- 8 月には「ドラゴンクエストX オンライン」に対話型 AI バディ「おしゃべりスラミィ」を実装するなど、プレイヤー体験と開発現場の両面で展開を拡大している。
2. 影響(Why)
- QA 工数の抜本的な削減: ゲームの複雑化で増大し続ける QA テストの工数をマルチモーダル AI の自律動作で代替できるため、[国内ゲーム開発企業] 規模のスタジオにおける人員アロケーションの課題が大きく緩和される。
- 開発現場のコア業務への集中: テキストベースのチャットを超え、映像や音声を伴う複雑なゲーム画面を直接理解する AI により、実務レベルの検証タスクが外縁化され、クリエイターがクリエイティブな作業に専念できる環境が整う。
3. 根拠・詳細(How)
- Gemini Enterprise Agent Platform による視覚・操作統合: Google Cloud の Gemini Enterprise Agent Platform をバックエンドに採用し、動的に変化するゲーム画面の視覚情報とコントローラー操作を同期させて自律的に検証ループを回す構成をとる。
4. 展望・課題(Next)
- 経済産業省支援による機能拡張: 経済産業省のコンテンツ産業向け支援採択を受け、テスト設計から自動プレイ、グラフィックス不具合検出、テキストチェックまでの全自動化基盤の構築を進める。