コードエディタ Cursor、iOS アプリ導入で「Privacy Mode (Legacy)」が不可逆的に変更される事象を報告
iOS アプリの初期設定時に「Cloud Agents」を有効化すると、従来の厳格なプライバシー設定が強制的に解除され、元に戻せなくなる仕様が Hacker News で物議を醸している。
リリース: 2026-07-01 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- Cursor の iOS アプリをインストールしログインすると、アカウントのプライバシー設定が「Privacy Mode (Legacy)」から現行の「Privacy Mode」へ自動的に切り替わる。
- 「Privacy Mode (Legacy)」は「コードを保存しない」設定だが、現行モードには「背景エージェントや他機能のためにコードを保存する場合がある」との条項が含まれる。
- 運営側のサポート回答によると、iOS アプリの初期設定時に「Cloud Agents」をオンにするプロンプトが設定変更のトリガーとなり、一度変更するとアプリ内から元の Legacy モードへ復元する手段は提供されていない。
2. 影響(Why)
- 開発者のプライバシー信頼への影響: 有料契約者であっても、意図しない設定変更によりコードがサーバーへ送信されるリスクを負う。機密情報を扱う開発者は、iOS アプリの利用を避けるか、設定変更のプロンプトを慎重に確認する必要がある。
- 国内エンタープライズ開発への教訓: [国内の金融・製造系 SaaS 開発組織] のような、顧客コードのアップロードが厳格に制限されている環境では、モバイルアプリの導入プロセスがコンプライアンス要件に抵触する可能性があるため、全社的な利用ポリシーの再定義が求められる。
3. 根拠・詳細(How)
- 設定変更の仕様と復元不可の現状: iOS アプリの初期設定フローにて「Cloud Agents」を有効化するプロンプトが、アカウントのプライバシー設定を Legacy から現行モードへ上書きする。運営側のサポートにより、現時点のアプリ UI には Legacy モードへロールバックする機能が実装されていないことが確認された。
4. 展望・課題(Next)
- 運営による改善予定: 運営側は、ユーザーに対して設定変更の意味が不明瞭であったことを認め、今後のアップデートで初期設定時のプロンプトをより明確にする方針を示している。