Let's Encrypt、SSL 証明書発行 API で 90 分間の高エラー率を記録──上位ネットワーク障害が原因
2026年6月18日に発生したデータセンター間通信障害により、証明書更新や新規発行の API リクエストで 400/500 エラーが頻発した。
リリース: 2026-06-19 · 読了 2 分何が起きた
2026年6月18日 16:04 (UTC) から約 90 分間、Let's Encrypt の本番 API で 400 および 500 エラーのレスポンスが増加した。
原因は上位 ISP のネットワークイベントに起因する、2 つのデータセンター(High Assurance Datacenter 1/2)間の通信障害。
同日 16:35 (UTC) にトラフィックの再ルーティングを実施し、API の成功率は正常値まで回復した。
6月19日時点では冗長性が低下した状態で稼働しており、上位 ISP と連携して完全復旧に向けた調査を継続している。
なぜ重要
SSL 証明書の自動更新(ACME)が一時的に失敗するリスクを可視化。クリティカルなインフラでは単一 CA への依存を避け、マルチ CA 構成による冗長化を検討する材料になる。
👁️ 開発者
ACME クライアント(Certbot 等)を運用するエンジニアは、障害時間帯のリトライログを点検し、証明書が正常に更新されたか手動でステータスを確認すべき。
🇯🇵 日本
Let's Encrypt を標準採用する国内のホスティング事業者や中規模 SaaS ベンダーは、API 障害時のフォールバック処理やアラート通知が期待通り動作したか、事後検証を実施する契機になる。