リオデジャネイロ市開発の397Bモデルに「既存モデルのマージ」疑惑──Nex-AGIが証拠を公開
独自開発を謳う Rio-3.5-Open-397B の重みが Nex と Qwen の 0.6:0.4 ブレンドであると判明し、モデルの透明性とガバナンスが問われている。
リリース: 2026-06-14 · 読了 2 分リオデジャネイロ市の IplanRIO が公開した 397B モデルが、Nex-AGI の Nex モデルと Qwen3.5 の単純マージであると指摘された。
Nex-AGI の分析によれば、全 60 レイヤーの重みテンソルが 0.6 対 0.4 の比率で統計的に完全に一致している。
システムプロンプトを除去した推論テストにおいて、モデルは 79% の確率で自身を「Nex, from Nex-AGI」と回答した。
IplanRIO 側は独自トレーニングを主張していたが、Nex-AGI は独自学習の証拠が一切存在しないと断定している。
モデルの出自を偽る行為は、OSS コミュニティの信頼を損なうだけでなく、ライセンス違反や法的リスクを伴うため、採用モデルの検証プロセスがより重要になる。
大規模モデルの「独自開発」というラベルが、実際には単純なマージ(Model Merging)で再現可能であることを示しており、開発能力の評価基準を再考させる。
OSS モデルをプロダクトに組み込むエンジニアは、モデルの自己紹介や重みの統計的特徴をチェックするスクリプトを検証フローに加えるべきだ。特に公的機関や新興ベンダーが公開する巨大モデルについては、ベンチマークスコアだけでなく、ベースモデルのライセンス継承状況の確認が必須となる。
国内の自治体や特定業種向けに「独自 LLM」を提案する SIer やスタートアップは、モデルの透明性に関する説明責任が一段と厳しくなる。マージモデル自体は有効な手法だが、開発工程を偽装した場合はブランド毀損に直結するため、開発手法の正直な開示が受注の前提条件となる。