Hcompany、Computer Use Agent モデル Holo3.1 を公開──Android 性能 12% 向上とローカル推論対応
Qwen ベースの 0.8B から 35B までの 4 サイズを展開し、NVFP4 量子化による 2 倍の高速化と Android 操作精度の劇的向上をローカル環境で実現した。
リリース: 2026-06-02 · 読了 3 分記事の要約
1. 核心(What)
- AndroidWorld ベンチマークにおいて、35B-A3B モデルの成功率が従来の 67% から 79.3% へと 12.3 ポイント向上した。
- 0.8B、4B、9B、35B-A3B の 4 つのモデルサイズを揃え、FP8、Q4 GGUF、NVFP4 の量子化済み重みを公式に提供する。
- NVFP4 量子化とエージェントハーネスの最適化により、1 ステップあたりの平均処理時間を 6.8 秒から 3.3 秒へと約 51% 短縮した。
- 構造化 JSON 出力に加え、サードパーティ製エージェントフレームワークとの親和性を高めるネイティブ Function-calling に対応した。
2. 影響(Why)
- プライバシーや遅延の制約でクラウド API の利用が困難だった「PC・スマホ操作エージェント」が、Mac や Windows のローカル環境で実用的な速度で動作するようになった。
- 量子化による性能劣化を OSWorld スコアでわずか 2 ポイントに抑えつつ、BF16 比で 1.74 倍のスループットを確保したことで、エッジデバイスでの自律エージェント運用が現実解となった。
- 開発者への影響: エージェント開発者は、高価なプロプライエタリ API に依存せず、Llama.cpp や vLLM を用いて OS 操作を伴う自動化ツールをローカル PC 内に閉じて構築できる。
- 日本への影響: 国内の RPA ベンダーや中堅以上の情シス部門は、機密情報を扱う社内システム操作を外部 API に送ることなく、ローカル PC 完結型のエージェントで自動化する構成を検証すべきフェーズにある。
3. 根拠・詳細(How)
- AndroidWorld (35B-A3B): スコア 79.3(baseline 67)
- OSWorld (NVFP4): スコア 2(baseline 0)
- Holo3.1: Fast & Local Computer Use Agents (2026-06-02 公開)