unprovable、QR コード連続表示によるファイル転送ツール ShadowCat を公開──無線故障の旧型端末で 0.83 KB/s のオフライン転送
ブラウザのみで動作する単一 HTML ファイルにより、Wi-Fi や Bluetooth が機能しない旧型スマートフォンから QR コードの連続スキャンを通じてデータを救出できる。
リリース: 2026-05-22 · 読了 2 分記事の要約
1. 核心(What)
- ShadowCat は単一の HTML ファイルで構成され、外部サーバーや専用アプリを介さずブラウザ上で QR コードの生成・スキャンを完結させる。
- 転送プロトコル QRX1 を採用し、ファイルをチャンク分割して Base64 エンコード。ヘッダー情報と CRC32 による整合性チェックを実装している。
- 転送速度は 500 文字/3 fps 設定時で約 0.83 KB/s。100 KB のファイル転送には約 2 分のループ視聴を要する。
- カメラ利用にはブラウザの getUserMedia API 制限を回避するため、HTTPS 経由または localhost でのホスティングが必要。
2. 影響(Why)
- 物理的な通信(Wi-Fi/Bluetooth/USB)が死んでいるレガシー端末から、設定ファイルや秘密鍵などの小規模データを「視覚的」に吸い出す最終手段として機能する。
- 開発者への影響: ブラウザ標準 API のみで実装されているため、特殊なドライバやアプリのインストールが不可能な閉鎖環境や、OS サポートが終了した端末でのデータ救出用ツールとして即座にデプロイできる。
- 日本への影響: 国内の製造現場や研究機関で稼働し続ける、セキュリティ上の理由でネットワークから切り離された(あるいは無線機能が故障した)古い産業用ハンディ端末からのログ回収などのニッチな保守用途に転用できる。
3. 根拠・詳細(How)
- unprovable/ShadowCat (2026-05-22 公開)